商品コード A033201
バニーガール衣装(U1タイプ)
※このページの商品は、お取り扱いを終了しております(持ち込み生地によるサイズ指定フルオーダーは、現在はお受けしておりません)。同じ形で無地の既製品(イージーオーダー)でしたら、下記でお取り扱いがございますので、よろしければこちらもご覧くださいませ。
http://www.wonderrabbit.com/A034301.html
U1タイプは、U2タイプと形が同じですが、持込生地でのオーダーができ、サイズ指定も可能です。今回、実験した4種の生地は、下記の通りです。
a.黒ラメ入り(伸縮率大)
b.水色サッカー風(でこぼこのある生地)チェック柄(伸縮率小)
c.迷彩プリント柄(伸縮率中)
d.白クラッシュベロア(伸縮率大)
すべてツーウェイ素材(縦横ともに伸びる生地で、通常バニーに良く使われるワンウェイに比べ、若干柔らかいタイプ)です。
(写真は、サイズ直しをする前に、設定サイズより大柄なモデルに着ていただいたものです)
試作1回目は、a(黒ラメ)とb(チェック柄)を同時注文しました。そのとき、aはbに比べてバストが大きいけれども、ウエストはbより小さいという、差分が極端な指定でした。しかし、出来上がってきた品は、aがbより「全体的に大きい」という状態で、本来なら、bよりメリハリが極端に出ていないといけないはずのaは、とくに凹凸が極端についているようには見えませんでした。
その点を指摘して製造元に直しをお願いしたところ、ウエストが絞られてくる形で、きちんと対応されました。
aの試作については、バスト92、ウエスト59という普通より落差の激しすぎるサイズでお願いしたので、その通りできないと言うには酷な部分もあったかと思います。(ちなみに、実際にそういうサイズが必要な方がモニターになったからこういうサイズがたまたま出たのであって、意地悪で極端な数値にしたわけではありませんよ(笑))
実験に協力してくださったaのモニターさんは、「こちらが極端なサイズでお願いしたにもかかわらず、よくここまでやってくれた。満足している」とのコメントをくださっています。
一方、bのモニターからのコメントは、以下の通りです。「このタイプは、サイズより大きく出来上がるらしいので、わざとヌードサイズより小さ目の数値でに指定したのに、出来上がってきたものは、やっぱり大きく感じました。確かに、数値的にはこちらが指定したものに近い寸法で出来ているけど、それだと、バニー特有のぴったりとしたしめつけ感(フィット)感がなくて残念です。他のバニー衣装も色々と試したことのある身としては、ちょっと緩くて心もとないように感じました。また、私が裏地のあるしっかりしたバニーに慣れているからかもしれないけど、裏地がない衣装は締め付け感も弱く、体型のアラ(とくにお腹のでっぱりとか)も出やすい気がするんですよね。ただまぁ、これは贅沢な悩みっていうか、私がことさらにこだわりすぎなのかも知れないけど…」
上記、bタイプは、全体的になんとなく緩い気もしなくもない、という程度のことで、サイズの点では重大な(クレームをつけるような)問題点はなかったため、特に修正はなしのままとなっています。
続いて、2回目には、c(迷彩)とd(白クラッシュベロア)を試作注文しました。cは身長162cmでどちらかというと大柄な女性、dは身長150cm程度で全体に細身の女性でした。
(写真は、サイズ直しをする前のものです)
サイズ指定オーダーでは、どうしても思った指定が難しい可能性があるということで、今回、cについては、9号の着丈だけ伸ばして、バストを少し大きくするといった指定にしました(実際のところ、普段の婦人服だと9号ではまず間違いなく無理といった体型の娘ですが、U1はワンサイズ大き目ぐらいのイメージで仕上がる傾向があることと、本人自身がダイエットする意思があったことなどを加味して、意図的に小さ目で指定しました)。
dについては、試着モニターの娘の実寸から5センチぐらいづつ引いた数値で、伝えておきました。
こちらは、cとdが同時に出来上がってきたのですが、身長差が10センチ近くあるにも関わらず、着丈がほぼ同じで、大きさも見た目ほとんど変わらないものが出来てきました(ハンガー写真参照)。dについては、身長150ぐらいの娘が着るには大きすぎるように見えたのですが、その衣装を使った撮影会が控えていたため、やむなく、いったん引き取って撮影会は大き目の衣装でしのいでいただきました。
後からじっくり比較したところ、体の両サイドに縦に入っているボーン(縦骨)の長さが、cとdでほとんど変わらないことが分かりました。身長が違えば着丈も違わなければならないはずです。ボーンが同じ長さということは、当然、背のある娘でちょうど良いものを背の小さい娘が着れば、丈が長すぎて不自然になります。dのモニターが参加した撮影会のときの写真でも、脇のボーンが長すぎて横に張り出して出っ張ってしまっているものが、いくつかありました。
cの娘とはなかなか時間が合わず、試着実験が遅れていましたが、cのほうは、ほぼぴったりといった仕上がりでした。しかし、もともとサイズを小さく申告しておいてやっとぴったりなので(あえていえば、ウエストはまだまだ伸びるので余裕がある)、Uタイプの9号は、普通に言う9号より大き目…ということで、そこは注意する必要がありそうです。
なお、dのバニーは最近直しが上がってきましたが、モニターの娘の試着になかなか立ちあえず、直った後のフィット感については、まだレポートができない状況です。こちらは、分かり次第、追加レポートを出していく予定です。
U1タイプオーダーのコツ
基本的に、「大き目」(特に横方向)に仕上がってくる傾向があるので、締め付け感やフィット感が欲しい方は、サイズを小さ目にオーダーするのがコツです。また、ツーウェイ生地はワンウェイ生地よりもよく伸びるので、もともとワンウェイ生地用の型紙のはずのU1を頼む場合は、そこも考慮して、柔らかくてよく伸びる素材ほど、サイズを過少申告しておく必要がありそうです。ただ、生地によっても伸び率が違うのでサジ加減はなかなか難しく、生地持ち込みオーダーについては、それなりのリスクも伴うと覚悟したほうが良いでしょう。
ただ、最初は多少余裕をみて大きくできてきても、そのあと「ここを何センチつめて欲しい」というお直しは無料対応できますので、最初の仕上がり時点を「仮縫い」と割り切って、そこから、サイズを補正していけば、そこそこ良い感じにはもっていけると思います。
持ち込み生地(ツーウェイ)の場合、耳もボディもタイも全く同じ布で仕立て可能です。あと、これはまだ試したことはないのですが、U1で頼むと、場合によっては、カラーやカフスなども共布にすることもできるようです。
U1タイプの仕様
縫製は標準的な量産既成服レベルで、上級というほどではないけど、普通に合格点といえます。着ると落ちてくる、スケてしまう、妙にシワだらけ…など何かと問題なバニー衣装が多い中で、U1タイプは「きちんと着られるバニー」のほうに分類されます。
ボディに裏地はありません。生地は8枚はぎで、縦ボーンと胸パット、胸上部のワイヤーがあります。背中部分は幅広のゴムが入っています。その他のパーツや形の説明については、同型品であるU2のほうの説明も参考にしてみてください。
持ち込み生地で作る場合の補足説明
持ち込み生地でオーダーする場合、生地の質感によって出来上がりの着用感やディティールが多少変わりますので、そのあたりは、あらかじめご了承くださいませ。Uタイプの既製品を試着して、「これと同じサイズで…」と持ち込み生地でオーダーしても、生地の伸縮率によって着心地やディテールが変化する場合もあります。
ちなみに、実験したb(チェック柄)は、もともとコシの強い布だったので、比較的締め付け感のあるしっかりした仕上がりになっています。逆に、a(黒ラメ)のほうは普通のツーウェイより柔らかい素材だったので、良く伸びすぎてちょっと扱いが難しいようです。d(白ベロア)も伸び率が大きく、扱いづらい素材のようです。c(アーミー柄)は、伸びも良いけど縮小も弾性があるので、全体の中では扱いやすいほうだったと思います。
なお、非伸縮素材での特注ができるかは不明ですが、元の型紙がワンウェイの伸縮素材用にできているものですから、非伸縮対応は難しいはずです。このあたりは、製造側もそれほどノウハウを持っていないようなので、今後のモニター実験によって解明されていくことでしょう。とりあえず、当分は伸縮素材の持ち込みに絞って、注文をお受けします。
U1のサイズや納期について
サイズ:サイズ指定によるオーダー
(指定方法はサンプルからの調整、あるいは身長やスリーサイズによる指定)
色柄:伸縮素材であれば、特注可能です。
セット価格:49,000円(税込51,450円、送料込)
(ボディ、耳、蝶ネクタイ、カラー(襟)、カフス(袖)、尻尾)
※このページの商品は、お取り扱いを終了しております(持ち込み生地によるサイズ指定フルオーダーは、現在はお受けしておりません)。
※サイズや色指定による製作は、おおむね2〜3週間(業者発表)とのことですが、その後のお直しまで含め、最終的には1ヶ月半ぐらいと思っておいたほうが無難でしょう。
※生地を持ち込んでも、価格は安くなりません。
※当店で実験したものと同じ生地で製作を希望する場合は、生地代実費で買い付け代行します!
※号数指定も可能ですが、普通より少し大き目のようです(9号のサンプルのウエストが、伸ばす前で64cmあります)。
※サイズ指定なしで、号数指定のみで無地の規定生地を使う場合は、形が同じでお値段の安いU2タイプのほうが便利です。
